出品はダストカバー付きの本体のみ、写真１のシェル、カートリッジは含まれません。 ベルトに伸び、劣化は無さそうで、近年に交換されているようです。　　現状で、３３回転、４５回転共に「ほぼ」、正常に回転しています。　シンクロナスモーターは、回転数微調ができません、電源周波数で回転数が決まりますが、このようなモーターを搭載したプレーヤーでは、一般的に、規定回転数よりも、僅かに早く回転するように設計されています。　（若干早いと、音楽のテンポが上がって、陽気に、遅いと陰気に感じるので） 本機も、ストロボで確認した処、極僅か、早めです。　 アームリフターの作動にも、問題はありません。手持ちのカートリッジで、左右両ＣＨ，正常に、レコード再生ができる事を確認しました。 ＡＣ電源コード部は、本来の着脱式から、固定式に変更しました。　モータープーリーは６０Ｈｚ用のみ。　外観、木製キャビネットやアクリル製ダストカバーには、年月の経過に因る、摺れや小傷、錆、が見られますが、年式を考えると、良好なコンディションだと思います。　 ＭＲ－４１１はベルトドライブプレーヤーの名器で、周囲が肉厚で豪華なダイキャスト製ターンテーブル、頑丈なセンタースピンドル、下位バージョンより大型で、駆動トルクの大きいモーターが搭載されています。 ベルトドライブを旧式だという人もいますが、軸受けがプレーヤーベースと最短距離で確実に固定できる事、モーターからの漏洩磁束の影響を受け難い事、シンクロナスモーターの、サーボ系に依存しない回転機構というメリットは大きいです。 本出品は、製造後、５０年程経過しているので、恒久的な動作保障は出来ません。　回らない、などという場合は別ですが、基本的に、現状で、お願いいたします。